「この人にYESと言ってもらいたい」
「この人から良いように思われたい」

営業、商談、プレゼン、恋愛、子育て…どんな場面でも“説得力”は武器になります。
メンタリストDaiGoさんの著書『一瞬でYESを引き出す心理戦略。』では、科学的根拠に基づいた“人を動かす技術”が豊富に紹介されています。
読んだその日から実践できるテクニックが多く、「人間関係がラクになった」「営業で成果が出た」といった声も多数です!
今回は、特に役立つ心理戦略を解説していきます!
これらを使えば、きっとYESを引き出せるはずです!
目次
【結論】「YES」は、心理的な仕掛けで引き出せる
交渉や説得は「センスのある人だけの特権」ではありません。
相手の気持ちや反応を理解し、タイミングや表現を工夫すれば、誰でも「YESを引き出す」ことができます。
しかも、DaiGoさんの手法は相手を操作するのではなく、“自然と動きたくなる心理”を活用するスタイル
だからこそ、押しつけがましさがなく、信頼も高まります。
メンタリズムを仕事に活かす4ステップ
観察する:相手の小さなサインを見逃さない

・目線が上下なら興味アリ、左右なら退屈
・口元が開いていれば関心がある、閉じていれば拒否気味
さらに、相手のバッグや小物なども観察ポイントです。
時間が経ってから「さっきの〇〇、実は僕も気になってて…」と自然に話題にできれば、共通点による好意が生まれます。相手は、自分のことをよく見てくれていると思い好印象につながります。
分析する:言葉・表情・行動を読み解く

表面的な言葉ではなく、「なぜその言葉を選んだのか」「何を避けているのか」などを読み取ることが大切です。考えることの楽しさがそこには潜んでいます。
“間の取り方”や“語尾の伸ばし方”にも心理が出ます。
信頼される:先に心を開くのがルール

信頼を築くには、「先に自己開示」するのが鉄則です。
人は、自分を開いてくれた人には返報性の原理で心を開きやすくなります。
また、ミラーリングや相槌、相手と同じ動きをすることで“ラポール(心のつながり)”が自然と生まれます。
※やりすぎると不自然なので、「自然に・気づかれないように」がコツ!
誘導する:暗示+タイミングで自然に動かす

誘導とは命令ではなく、「流れをつくる」こと。
「相手が自然とその気になる空気を作る」ことが、この本の真骨頂です。
相手の「YES」を引き出す心理テクニック7選
- 自己開示は最強の武器
自分の話をすると、相手のガードが下がり、信頼されやすくなる。 - 欠点は先に見せる
先にマイナス面を出すと、誠実さが伝わり、メリットがより強調される。 - 1.3秒で主導権を取る
あいさつ・話しかけは誰よりも早く!先手必勝が心理的優位を作る。 - 交渉は“脳が疲れている時間”が狙い目
午後イチ、夕方など、判断力が落ちている時間にお願いすると成功率UP。 - 食事・コーヒー中はチャンス
相手が飲み込む瞬間=無防備になるタイミング。お願いごとはこの時に。 - 相手の“キーワード”を使う
スローガンや口癖など、相手に刺さるワードを借りて共感を演出。 - 企画書は完璧じゃない方がいい
作り込まれた資料より、対話しながら伝えるほうが記憶に残りやすい。
「買いたい」を引き出す販売心理戦略
「売らない営業」が売れる
お店に入って、数分後に店員に声をかけられ、うんざりということはありませんか?
しかし、それをこのように変えてしまえば他との違いを作れます!
「声かけられるの面倒ですよね。気になることがあれば言ってください」
この一言で、ぐっと距離が縮まります。
横並びが安心感を生む

人は“対面”より“並列”にいると、緊張がゆるみます。
距離を縮めたい食事ならば、カウンターを選ぶ。
そうすることで相手の警戒心は解け、話も弾みやすくなる。
相談されている感覚になりやすく、セールスが成功しやすくなります。
話させたら勝ち

「話を聞いてもらった=信頼できる人」と無意識に感じるのが人間心理
さらに、「話す予定はなかったのに、話してしまった」となれば、人はそれを正当化するために「この人は信頼できる人」と思いたくなる。その認知的不協和をによって、相手を“味方”と認識するようになります。
人間関係のストレスを減らす心理技術
無口な人は“チャンス”

誰にでも無口=心を開いていない証拠
だからこそ、一度関係ができれば、強い信頼が築けます。
無口な人とは話しにくいということの裏手をとり、仲良くなると信頼は強固なものになります。
怒りはぶつける前に冷ます

怒りはそのまま伝えるとトゲだらけ。
トゲを相手に投げると、相手は傷つく。もちろん相手もトゲを投げ返す。トゲとトゲでお互いが傷つく。いいことなんてない。
時間を置く・紙に書くことで、感情を言語化し、冷静に伝えることができます。
ミスをチャンスに変える思考法
謝罪は“オーバーリアクション”が正解

期待以上の謝罪は、誠意の証。
小さく謝るよりも、大きく謝ったほうが信頼回復に繋がります。
おおげさに謝ることで、「そこまでじゃないんだけど」「もう大丈夫だよ」と相手に思ってもらえるようになる。
失敗は「解釈」で意味が変わる

失敗=ただの結果。それえ終わってはもったいない。
そこから学び、再利用できるかどうかが“成長する人”の条件です。
【まとめ】人間心理を知れば、世界はもっと味方になる
DaiGoさんの『一瞬でYESを引き出す心理戦略。』は、
心理学と実践ノウハウを絶妙に融合させた“現場で使える教科書”です。
- 交渉や営業が苦手な人
- 上司や部下との関係に悩んでいる人
- 人の気持ちを理解して動かしたい人
こんな方に、とてもおすすめの一冊です。
様々なテクニックが紹介されていましたが、感じたのは”どれも相手を意識したものである”ことであるということです。軸は相手に置き、自分は話の流れを作ることをしていきたいと思います。
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