- 「日々変わっていく世界はどうなってしまうのか…」
- 「どのような未来が待っているんだろう…」

そんな漠然とした不安を抱えている人にとって、この本はまさに“未来を可視化してくれる地図”のような存在です。
- 生成AIやテクノロジーの進化
- 人口減少、過疎、労働力不足
- 社会・経済の大きな地殻変動 問題は山積みです。
それでは、あなたが生きていく未来を一緒にみていきましょう。
目次
テクノロジー編
リープフロッグ現象から学ぶ未来の形

アフリカでは、インフラが未整備だったことが逆にチャンスになっています。
- クレジットカードを飛ばして → スマホ決済
- 電線の普及を飛ばして → ソーラー発電
あれ??? 段階をぶっとばしてますよね。「過去の仕組み」がない分、いきなり最新技術を導入できる。これが“リープフロッグ現象”です。
一方、日本は…
- FAX
- ハンコ
- 紙文化
という“三重苦”により、デジタル化にブレーキがかかっているのが現実です。仕組みができてしまっているからこそ先に進めなくなっています。”やめる”ことから始めたいですね。
「省力店舗」の時代がやってくる
皆さん一度は、セルフレジ使ったことがありますよね。
私自身驚かされた店があります。それは、ユニクロ!
「なぜ、置いただけで商品が分かるんだ!!!」

世界では、ユニクロだけでなくAmazonの実店舗も似たシステムを活用しているという。
- Amazon Go → 入店して商品を持って出るだけで自動決済
- ユニクロ → レジに置くだけで一括スキャン
セルフレジで客がスキャンするのではなく、それもテクノロジーがしてくれる。夢みたいな世界がこれから来ます。店員1人でも運営できる「省力店舗」が当たり前になるようです。
人手不足が深刻な日本では、この流れがどんどん加速していくでしょう。
SNS社会は「可視化=監視」の時代

中国では、「信用スコア社会」はもはや当たり前。SNSの履歴や支払い遅延まで評価対象になり、ローンが組めたり、クレジットカードの審査をしたりなどに役立てられています。
実は、 日本でも、ネット上の言動は「見られて」います。現代とても多い誹謗中傷。顔が見えず、匿名だからといい、過激な言動がよく見られるようになりました。しかし、警察や社会はネットパトロールなど監視の目を光らせるようになっていきます。監視されることで、人は“良い子”になる。そう願いたいです。
もはや「匿名で自由」だった時代は、過去のものなのかもしれません。
経済編
年金は超優良商品!

「年金って、どうせもらえないでしょ?」と思っている人へ。
▶1995年生まれの人は、払った金額の1.2〜1.5倍をもらえる試算あり
▶ 税制上の優遇もある → 実質「国が運営する優良金融商品」
損得で考えても、意外と「年金アリ」です。しかも、長生きすればするほどもらえる金額も増える。健康に過ごすことの大切さを感じます。
現金主義は透明性を妨げる
皆さんは現金派?キャッシュレス派?どちらでしょうか。だいたい日本は、キャッシュレス割合が20%と言われています。あれ??そんなに少ないのと思った方もいるかもしれません。しかし、お隣の韓国では、ほぼキャッシュレス割合100%といわれています。この差に驚きが隠せません。

では、どうしてキャッシュレスの方がいいのか。もちろん、便利や管理の手間などもあります。しかし、犯罪や不正を防ぐという面でも一役買いそうです。
現金社会は…
- 不正の温床
- ブラックな現金バイト
- 税逃れ
といった問題を抱えています。キャッシュレスは「健全な社会インフラ」といえそうです。
仕事編
日本だけ給与が下がるワケ
GDP上位13カ国で、唯一「給料が下がってる国」が日本。信じたくない事実です。
なぜ、そんなことが起きているのかというと、、、
「売れ筋」に絞らず、なんでも作りすぎて生産性が下がっているから

よく商流の世界では“千三つ”(千のうち三つしか売れない)といいます。しかし、日本は定番商品に力を入れず、新商品に力を入れすぎる構造になっています。結果、頑張っても実りが少なく生産性が下がってしまっています。
労働人口は40年で4割減る
日本は、人口減少が顕著であり、移民政策を大きく進めていない。こうなると、 残された道は「働き方の最適化」だけになります。
「働き方の最適化」のキーワードは…
- 「自分のペースでできる仕事」
- 「生活コストを抑えて自由を得る」

策なしに働き続けるのも、いつかしんどくなる。それならば、「生活コストを抑え、自分にあったペースでできる仕事」を無理なく続けていくことが得策でしょう。「スキルシフト」「半リタイア」も現実的な選択肢です。
生活編
消滅可能性都市が半数に迫る
全国1,799の市区町村のうち、896が「消滅可能性都市」に位置づけられています。
日本の約半数が、2050年に無くなってしまうかもしれないという事実を受け入れたくはありませんが、

皆さんになじみのある都市でいえば、
- 北海道函館市
- 青森県青森市
- 栃木県日光市
- 埼玉県秩父市
- 静岡県熱海市
もはや地方の持続可能性には限界が来ているともいえます。
🚫 JR廃線
🚫 病院閉鎖
🚫 橋の通行止め
このようなことが起こりうる以上、「都市部への移住」は“逃げ”ではなく合理的な判断といえるでしょう。人口減少が止まりません。
空き家は3軒に1軒の時代

2033年には空き家率30%という試算がされています。実に、3軒に1軒が空き家状態になります。たとえるなら、両隣にいたお隣さんの片方が空き家になっている感じ。
特に郊外のベッドタウンは要注意です。人口減少が進む中で、人口は都市部に集中します。郊外のベトタウンの家を相続しても…
- 管理コスト
- 固定資産税
- 解体費
などがかかり、“お荷物化”するリスクを抱えることとなります。厳しいですが、相続しないという手も考えなければなりません。
コンテンツ
若者のテレビ離れ、止まらない
テレビを皆さんは見ていますか。昔に比べて、テレビの視聴時間は少なくなっていませんか。それは、SNSや動画サービスの影響が大きいです。

若者はすでに…
- YouTube
- TikTok
- Abema など
といった媒体へ完全移行しています。ドラマではなく、ショート動画を観るように変わってきています。テレビはもはや「高齢者向けメディア」と言わざるをなく、番組構成もそのニーズに合わせたものになっていくでしょう。
「所有」から「サブスク」へ
昔では、「家を買ってやっと一人前」という言葉がありました。しかし、もう古い。
所有でのリスクやコストを考えると、利用のほうが気軽でいいという風潮が来ています。
- 家→賃貸
- 車 → カーシェア
- 家電 → レンタル
- ファッション → サブスク

「モノは持たない=身軽で強い」という新常識になりつつあります。
【まとめ】変化に“乗れない人”から取り残される
この本が最も伝えたいのは、「変化から目をそらす人」が一番危ないという事実です。
技術はどんどん進化していき、ついていけない人には合わせてくれません。柔軟性をもち、 学び続けられる人・切り替えられる人が最強であり、これからも成長できる人になれるでしょう。
いま、起きている変化についていかなければならないと思った。ユニクロの自動スキャンにはびっくりさせられるし、いつか他店舗での買い物もこのように変わっていくのかなと思った。また、しっかり年金を支払い、仕事を続けていく。所有物の少ない暮らしでスッキリと暮らすことは素敵だと思った。
コメント